恐山(おそれざん)
| 標高 | 879 m |
|---|---|
| 所在地 | 青森県 むつ市 |
| 座標 | 41.27900, 141.12000 |
恐山の魅力・特徴
- 標高 879 m
- 青森県 むつ市 に位置する
- Wikipediaにも記事がある知られた山
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恐山について
恐山(おそれざん、おそれやま)は、青森県むつ市に位置する活火山である。カルデラ湖である宇曽利山湖の湖畔には、日本三大霊場の一つである恐山菩提寺が存在する。霊場内に温泉が湧き、共同浴場としても利用されている。恐山を中心にした地域は下北半島国定公園に指定されている。本記事では、恐山と同霊場について詳述する。なお、恐山山地は下北半島の北部を占める山地を指しており、本記事で詳述するいわゆる霊場恐山とは区別される。
恐山は、カルデラ湖である宇曽利山湖を囲む外輪山と、円錐形の火山との総称である。最高峰は標高878mの釜臥山。外輪山は釜臥山、大尽山、小尽山、北国山、屏風山剣の山、地蔵山、鶏頭山の八峰。「恐山」という名称の単独峰はない。
古くは宇曽利山「うそりやま」と呼ばれたが、転訛して恐山「おそれやま/おそれざん」と呼ばれるようになった。宇曽利「うそり」は天喜5年(1057年)「扶桑略記」(国史大系)や、「今昔物語」巻25巻(古典大系)にすでに漢字表記として記述に見られ奥州安倍氏に所縁のある地として平安時代から知られていた。
恐山には史料に残された噴火記録はなく、地質調査の結果からも、最後の噴火は1万年以上前と見られている。しかし、カルデラ内の一部には水蒸気や火山性ガスの噴出が盛んで、気象庁が2007年12月1日より開始した「噴火災害軽減のための噴火警報及び噴火予報」の対象になっている。ただし、噴火警戒レベルを導入した43火山には含まれていない(2019年5月7日現在)。
恐山の「地獄」付近には火山性ガス(亜硫酸ガス)が充満しており、硫黄臭を放出している。むつ市の市街地でも、北西風のときは恐山の火山ガスによる硫黄臭が充満する場合がある。
恐山霊場は火山ガスの影響で、草木が生えず動物が少数しか生息していないことから、これらが地獄や霊場と同一視されるようになった(後述)。また、周辺の川や湖(宇曽利湖など)の透明度が高いのも、川底や湖底から硫化水素が噴出し酸性湖になっているためである。
霊場内には多数の積み石が見られ、独特の景観を形成しているが、これは地面から噴出する有毒な火山ガスを空気と効率よくなじませる効果もある。また、風車も数多く置かれているが、これにも火山ガスの風下に入らないための効果がある。線香、ろうそく、タバコなどの火種は、滞留する火山ガスに着火する可能性があるため、所定の場所以外での使用は禁止されている。
温泉の沈殿物として金の異常濃集体が発見されており、2007年、日本の地質百選に選定された(恐山の金鉱床)。地質調査によると、その金の含有量は鉱石1トン当たり400グラムを上回る箇所もあり、世界でも最高の品質を誇る金の鉱脈である。