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鞍馬山(くらまやま)

標高584 m
所在地京都府 京都市 左京区
座標35.11670, 135.76500
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鞍馬山の魅力・特徴

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鞍馬山について

鞍馬山(くらまやま)は、京都府京都市左京区にある山。標高584m。東を鞍馬川、西を貴船川に挟まれた尾根が南北に連なる。

霊山として知られ、密教による山岳修験の場として栄えた。延暦15年(796年)、あるいは宝亀元年(770年)には、鞍馬山の南中腹に毘沙門天を本尊とした鞍馬寺が創建された。また、牛若丸(後の源義経)の修行の地であり、「鞍馬天狗」で知られている。古くより、春は桜、秋は紅葉の名所としても知られた。「更級日記」にも鞍馬山の春秋の姿が描写されている。

鞍馬山の古名を暗部山とする説がある。暗い場所を意味する「暗部(闇部)(読み、くらぶ)」の読みが鞍馬に転じたとする説である。

「くらぶ山」、「くらま山」は歌枕でもある。「和歌初学抄」、「五代集歌枕」など多くの歌学書では、「くらぶ山」は山城国の山であるとはしているものの、その具体的な場所を特定していない。これらの歌学書では、「くらぶ山」と「くらま山」をそれぞれ別の歌枕として扱っている。在原元方、紀貫之らの歌人が「くらぶ山」を歌枕として詠み、それらは「古今和歌集」に収められている。同様に、安法法師らの歌人が「くらま山」を歌枕として詠み、これは「拾遺和歌集」に収められている。このように、和歌においては暗部山と鞍馬山は異なる山とされる。

近世における地名としての暗部山に目を向けると、「都花月名所」では暗部山は鞍馬山のことであるとしているが、「都名所圖會」、「山城名勝志」などでは、鞍馬山の西に位置する貴船山が暗部山のことであるとしている。「雍州府志」では、暗部山は貴船山のことであるという説を先に挙げながらも、鞍馬山を暗部山とする説もあるとしている。このような混同が見られ、地名としての暗部山も鞍馬山のことを指しているとは断定できない。

鞍馬寺の現在の本尊である魔王尊、または、サナート・クマラが降り立った地であると言い伝えられている。鞍馬寺と鞍馬山は密接な関係にあり、「鞍馬山」と言った場合、鞍馬寺を指していることも多い。

古くより信仰霊場の聖地として保護され、明治以降も貴船山と共に国有林に指定された経緯などから、独自の自然環境や貴重な生態系が残されてきた。鞍馬寺は山全体を自然科学博物苑と定めて保存に努めており、動植物や昆虫、岩石などすべての採集を禁止している。なお、鞍馬寺では境内の鞍馬山自然科学博物苑展示室(霊宝殿1階)において、付近の動植物や地学関係の資料標本を展示公開している。

山体の大部分は、約1億数千万年かけて赤道付近からプレート移動によって運ばれてきた輝緑凝灰岩(グリーンストーン)や石灰岩などで構成されている。石灰岩は、プレート上に噴出した玄武岩の丘上に形成されたサンゴ礁を前身とする。

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