野底岳(のそこだけ)
| 標高 | 282 m |
|---|---|
| 所在地 | 沖縄県 石垣市 |
| 座標 | 24.48883, 124.24872 |
野底岳の魅力・特徴
- 標高 282 m
- 沖縄県 石垣市 に位置する
- Wikipediaにも記事がある知られた山
週間天気(参考)
野底岳について
野底岳(のそこだけ、八重山語: ぬすくだぎ)または野底マーペー(のそこマーペー、八重山語: ぬすくマーペー)は、沖縄県石垣市にある山である。しま山100選に選定されている。
石垣島北部の野底半島に位置し、西浜川の源流である。山は緑色火山岩や溶岩など、古第三紀始新世の野底層からなり、スダジイの群落に覆われている。
山頂には安山岩の巨岩が屹立しており、この巨岩にまつわる伝承が残っている(#伝承参照)。2018年1月下旬にはこの岩が倒れているのが発見された。
この山は、伝承にちなんで野底マーペー(のそこマーペー、八重山語: ぬすくマーペー)とも呼ばれる。明治時代の文献には「ヌスクマヤーヒイ山」と記されている。また、野底富士の別名を持つ。
西麓にあった野底村(現在の多良間集落付近)は雍正10年(1732年)に黒島と新城島からの寄百姓によって新設された村である。その際に黒島では道で島を二分し、一方を強制的に野底に移住させたため、親類や恋人が別離する悲劇を生んだと伝えられ、次のような伝承が残っている。
黒島からの移住者の中に、移住によって恋人カニムイと離ればなれになったマーペーという娘がいた。マーペーは黒島に残したカニムイを忘れられず、せめて恋人の住む黒島だけでも目にしたいとの思いで野底岳に登った。しかし、野底岳からは於茂登岳にさえぎられて黒島の姿を見ることはかなわず、絶望したマーペーは山頂の石と化したという。
島内の「つぃんだら節」はこの伝承を詠んだものである。
小柳ルミ子が歌った「星の砂」は、この伝承をモチーフにしたものとされる。
野底岳の山頂近くの登山口を通って、石垣島東岸の大野農道(国道390号桃原付近)と西岸の県道79号石垣港伊原間線を結ぶ野底林道が2004年(平成16年)4月に全線開通している。東岸の林道入口から登山口までは車で約10分。登山口から山頂までは約200メートル、15から30分。
日本歴史地名大系(オンライン版) 小学館 (『日本歴史地名大系』 平凡社、1979年-2002年 を基にしたデータベース)
今林直樹「先島諸島の地理・民俗・歴史―宮古諸島と八重山諸島―」『研究論文集』第120巻、宮城学院女子大学、2016年、59-82頁。
今林直樹「八重山諸島の歴史と文化 : 石垣島と竹富島を中心に」『沖縄研究ノート』第24号、宮城学院女子大学、2015年3月31日、1-16頁、NAID 110009891985。
角川日本地名大辞典編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 47 沖縄県』角川書店、2009年10月27日。ISBN 9784046229656。
崎原恒新『八重山ジャンルごと小事典』ボーダーインク、1999年8月1日。