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立花山(たちばなやま)

立花山の写真
標高367 m
所在地福岡県 久山町
座標33.67944, 130.46889
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立花山の魅力・特徴

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立花山について

立花山(たちばなやま)は、福岡市東区、糟屋郡新宮町および久山町にまたがる標高367.1mの山である。 都市部に近く、クスノキの巨木など自然に恵まれた山として南の三日月山(みかづきやま)とともに親しまれている。 また立花山は中世の立花山城(立花城)の跡としても知られている。

立花山は7つほどの峰からなる山群であり、そのうち3つの峰が目立つ。 立花山の名前はそれらの総称としても、またそのうち最高峰(367.1 m)を表すものとしても用いられている。 最高峰は井楼山(せいろうやま)あるいは本城の異称をもつ。 この井楼山北西には0.4 kmほど離れて松尾山(松の尾、337 m)、その西0.3 kmには白岳(しらたけ、314 m)がある。 その他低い峰がいくつかあり、18世紀の『筑前国続風土記』には大ツブラ、小ツブラ、大一足、小一足といった名が与えられているのが見える。 また井楼山は少し離れて南に1 kmほどの三日月山(272 m)とも尾根づたいに結ばれる。

南西の福岡市東区香椎からは周囲と独立して突き出したような3つの峰(左より白岳、松尾山、井楼山)が並び立つ姿が目立つ。 北の新宮やその先の玄界灘からは二峰の山のように見え、かつては海や陸の交通の目印ともなってきた。 古くは二神山と呼ばれ、イザナギ・イザナミを祀っていたという。 伝承では立花の名前は、805年に最澄が唐からの帰国後、立花山に独鈷寺を建立したとき、立てかけていたシキミの枝が根を張りやがて花が咲いたことからくるとする。

山群の地質は北側の花崗閃緑岩と南側の三郡変成岩の古生層とに二分されている。 山は広く照葉樹林で覆われ、特に山腹でクスノキが優勢な特異な構成をもつ。 山群全体でこれらのクスノキは数千本にのぼり、幹は高く伸び樹高30mを上回るクスノキも600本ほどあって、その規模は日本に他に例がない。 他にも山中にはタブノキやカゴノキなどクスノキ科の木が多い。 立花山のクスノキは原生林ともされ、そのときにはクスノキの分布の北限にあたる。 但しその特異な植生や一部に一列に並ぶ木が見られること、若木がみられないことなどから、植林されたものが江戸時代を通じて「御留山」(おとめやま) として伐採が禁じられ、保護・育成されてきたためであろうとする意見も強い。

巨木は特に立花山の東斜面に多く立花口登山道の途中からクスノキの巨木の群生地へと至る道がある。 6合目以上のクスノキは立花山クスノキ原始林として1928年に国の天然記念物に、1956年には特別天然記念物に指定された。 また2000年には特に大きなクスノキ、立花山大クスが林野庁の森の巨人たち百選のひとつとして選定されている。 立花山大クスは幹周り8m近く、樹高30mあり、樹齢は少なくとも300年と推定されている。

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