八重岳(やえだけ)
| 標高 | 453 m |
|---|---|
| 所在地 | 沖縄県 本部町 |
| 座標 | 26.63550, 127.92836 |
八重岳の魅力・特徴
- 標高 453 m
- 沖縄県 本部町 に位置する
- Wikipediaにも記事がある知られた山
週間天気(参考)
八重岳について
八重岳(やえだけ)は、標高453.4メートルの山で、沖縄本島北部に位置する本部半島の最高峰である。
沖縄本島では与那覇岳に次ぐ第2位の標高で、南方に位置する嘉津宇岳と安和岳と共に連山をなす。山頂までの沿道にカンヒザクラが植えられ、日本で最も早く桜が見られることで知られる。沖縄戦では、沖縄本島北部の主要な戦闘地であった。頂上部にアメリカ軍が管理する「八重岳通信所」が置かれている。
沖縄本島北部に位置する本部半島の南に位置し、南東に嘉津宇岳、南に安和岳がある。山頂は沖縄県国頭郡本部町に属するが、山体は名護市との境界をまたぐ。標高は453.4メートルで、沖縄県内で第5位、沖縄本島内では与那覇岳に次ぐ第2位の高さで、本部半島の最高峰である。
八重岳をはじめ、嘉津宇岳と安和岳の連山が本部半島の南側にそびえ、北側の乙羽岳を主体とする山塊との間に東西に伸びる構造線で分断されている。八重岳の連山は起伏に富んだ地形で、地面に露出した岩石が多く、南側は名護湾にせり出す。遠くから望む山容は緩やかに見えるが、実際には谷が多く形成されている。地質は古生代ペルム紀の石灰岩を主とし、粘板岩やチャートを含む中生代の本部層で構成され、嘉津宇岳と安和岳と共に、円錐状のカルスト地形をなす。
八重岳の年間降水量は約2,600ミリメートルで、満名川や大井川水系の源流域となっている。八重岳北東の斜面から源を発する大井川の河口は三角江をなし、今帰仁村海岸の東シナ海へ流出する。満名川の中上流部は谷が発達しているが、下流部に沖積低地が形成されている。西麓の崎本部には、日本国指定天然記念物の「塩川」が流れ、塩分を含む水が湧出している。
八重岳一帯は、1972年(昭和47年)に沖縄県により指定された「嘉津宇岳安和岳八重岳天然保護区」に含まれる。また、沖縄県は1989年(平成元年)に「嘉津宇岳・安和岳・八重岳自然環境保全地域」を名護市に設定した。植生は主にイタジイであり、ナガミボチョウジやオキナワシキミなどが分布する。かつてラン科の植物が多く自生していたが、個体数が減少している。また、リュウキュウヤマガメやカラスバト、イシカワガエル、イボイモリ、コノハチョウなどの動物が生息している。本部町は、「本部町森林保全計画」の策定により、自然保護の観点から八重岳周辺の整備を行っている。
八重岳は桜の名所でもある。登山道の両端にカンヒザクラが植えられ、1月下旬には開花する。沖縄本島中南部よりも気温の低い北部、特に八重岳などの標高の高い山岳地帯で開花が早まる。
八重岳は方言で「エーダキ」といい、『ペリー艦隊日本遠征記』に所載された地図には、嘉津宇岳・安和岳・八重岳の一帯を「NATCHIJIN MOUNTAINS (ナチジン山地)」と記している。